« 夏への扉 | トップページ | スマートK 冬タイヤに交換 »

2012年1月20日 (金)

#5号機 スマートK オーバーヒート

走行 45524km.
今どき珍しいオーバーヒート.
うっすらと雪が積もった日の夕刻,冷たい雨がざんざん降る渋滞路上での出来事だった.

奥様を乗せて自宅に向かう途中,水温計が100度を指していることに気付いた.普段は80度で一定してるのに変だな,とエアコンを切り,ファンを最大風量,温度設定を最高温に.
しかし.
風量は増えるけど吹き出す温度はあまり暖かくない.
そうこうしてるうちに水温計は120度に到達.
メータが点滅し,アラーム音が鳴り始めた.
ちょうど道添にコンビニを発見.駐車場に乗り入れてしばらくアイドリングで様子を観ながら運転席から降り,まずエンジンカバーを開けて眺める.
ベルト類が切れてる様子はなし.

エンジンの上に乗ってるラジエタ?コンデンサ?インタークーラ?に着いてるファンは停止してる.
念の為,エアコンをオンにして温度設定を最低にしてみた.エアコンのコンデンサだとしたらこのファンが廻るかも.
と思ったけど廻らない.気温が低すぎるからかも.

今度はフロントに廻ってラジエタファンを確認.静かだ.何も廻ってる気配がない.
ん? このクルマ,ラジエタはフロントにあるけどファンモータってあったんだっけ.まあ,たぶんあるだろ.
グリルの隙間から手を突っ込んでラジエタコアに触れてみた.が,熱くない.水が来てない感じ.もしかしたらこれはエアコンコンデンサかもしれないけどこの時点では不明.
朝は雪が積もってたけど,今は雨.凍結して冷却風が塞がるような程の低温ではない.

アイドリングを続けていてたら水温が100度まで下がった.
点検ハッチを開けてリザーバタンクを灯りで照らして中身を確認.
MIN水位をちょっと下回る量が入ってるように見える.
キャップを開けて中を照らしてみたけど間違いなし.空でも溢れてるわけでも無い.
オーバーヒートしてりゃカラカラか,沸騰したのが溢れ出してると思うんだけどな.
となると本当に冷却水が抜けちゃってるのかも.
となると,こりゃもうダメだろ.

水温を確認したら100度のまま.かれこれ10分は待ったかな.これ以上は下がりそうにないからエンジンを停止.自然冷却に任せることにする.

いつもならエンジン停止してもファンが回り続ける音がした筈なんだけど,今日はどこも廻ってる音がしない.
電装系も痛んでるかもしれない.なにしろ雨漏りのせいで床上浸水してるしね.

コンビニで水をもらってリザーバタンクに注水.

整備工場に電話してみたけど,この時間では留守電になるだけ.
JAFに電話してみたら,混んでて到着まで2時間弱は掛かりそうだ,とのこと.
家まで5km程度.だましだまし帰ることにする.

20分程度自然冷却した後,エンジン始動.普通に掛かった.水温は80度.
とろとろと道路に戻る.道路は依然として渋滞中.ストップ&ゴーでせいぜい30kmh程度しか出せない.せめて走行風で冷やしたいもんだけどな.
走り出してすぐ,水温が上昇し始めた.5分も経たずにまた120度.メータ点滅,アラーム.

はい.ここまで.

また路肩の商店の駐車場に退避してアイドリング.
しばらく待ってみたけどやっぱり水温が下がらない.ヒーターから出てくる温度も低いまま.ラジエタまで水が廻っていないらしい.
先ほど追加した水は増えも減りもしていないし,冷たいまま.
リザーブタンクに高温高圧が抜けて来ていないってことは,ラジエタまで水が届いていない,つまり,どこか別の所から抜けてしまってるか,詰まってるとかかな.

けど,それにしちゃあ温度計の上り方がゆっくり過ぎるし,いろんな所が熱膨張で変形したりノッキング起こしたりしてエンジン音がもっとキンキンな異常な音になりそうなもんだけどな.
水温異常に気付く前は40分以上普通に走行していた.100度になったのに気付いてからアラームで停車するまで10分程度かな.
異常は急に発生したと思われるけど,その後の温度上昇が穏やか気味.つまり,いきなり水が抜けたわけでは無さそう.

ま.しょうがないからエンジン停止.
JAFにじわじわ移動してる旨を告げ,放置冷却~水温低下~始動して移動というパターンをこの後もう一度やって家に到着.

リザーブタンクの中は変化なし.
JAFに自宅になんとか到着した旨を伝え,サービス依頼を取り消してもらった.
さて.寒いし雨だし,今夜は屋外で出来ることは何もない.さっさと屋内に引きこもって考えてみる.
・ヒーターから出る風が熱くない.
・ラジエタコアとリザーバタンクが冷たい.溢れていない.枯れてもない.
・ファンモータが廻ってる音も気配もない.
・それまで40分以上は安定して走ってた.
という症状をネットで検索してみたが,これという事例は見つからない.
関連がありそうなのはやはり電装系で,基本,雨漏りが当たり前のこのクルマでは珍しくない.し,この場合は広範囲にダメージや不調が及ぶやっかいなトラブルとなるハズ.

そんなわけで.
考えられそうな原因と現象は,
・サーモスタット閉固着→循環不良.
──まあ,最初に思いつくのがこれかな.
・ウォータポンプ故障→漏水,循環不良.
・水路破断→漏水,循環不良.
・ガスケット抜け→漏水.排ガスに水蒸気.
──これらなら車体のどこから蒸気があがりそうだし,エンジン終了の可能性大.
・冷却ファンモータ故障→冷却不良.
・冷却ファン温度センサ,リレー,他回路故障→冷却不良.
──電装系がしょっちゅう水没してるこのクルマなら大いにありそう.メーター温度計とファン制御が別の温度センサによるものだとしたらこういう現象もありそう.
だけど.それならラジエタは高温高圧で,もちろんヒータもあちちな風が出てくるはず.だから違うと思う.ところで普段,エンジン停止後に聞こえるファン音は主にエンジンルーム付近から聞えてたような気がする.フロントにあるラジエタのファンとは別の何が廻ってるのかな.
・水路に空気→循環不良.
──こういう事も無いとは言えない.けど,これなら少なくともリザーバに高温蒸気が出てくるはずだからやっぱ違うと思う.

なんかね.さすが欧州車,省コストゲタ車なりのクオリティ.というべきなのかなあ.
ともかく.一夜明けて.
リザーバタンクの中の水の状態を確認.昨夜満タンにしておいたのがほぼ空になってた.これは水路が大気開放してないって事と,水路が空焚きになるほどではなかった可能性があるって事だから取り敢えず喜んでよさそうだ.

整備工場に電話で状況を伝えて,自力で向かうことにした.
その道中,水温は80度で安定.不穏な気配は無し.
うーん?
これはこれで困ったな.現象が再現しないと今どきの工場はろくに原因追求なんかしてくれそうにないんだよな.
途中で再発したらさっさとJAFなり工場なりに連絡してレスキューしてもらう予定だったからちょっと拍子抜けだ.

工場に無事到着.一通り状況を説明して,預けて帰った.
後日,電話があって,
・ECUに記録された故障は無い.
・ラジエタ,ウォータポンプを含めて水漏れや損傷は見つからない.
・ファンの強制駆動テストは成功.
・水温センサ等の動作も異常なし.
・つまり,原因不明.
とのこと.

ああ,やっぱり.

けどま.機械に自己治癒力は無い.一度起きたトラブルは必ずもっと酷いカタチで再発する.
さっさとサーモスタットを摘出してテストの上,交換してくれと指示すると,
かなり分解しないと取り出せない(工賃高いよ)から,摘出=交換とした方がよい(テストは省略したいな)と思うがどうか?と言う.

相手にするのが面倒になって来た.
もういいや,とにかく交換して.と回答.

後日,また電話があって.
・外したサーモスタットは開閉テストはしてない.外見からは動作を観察できないカタチをしてるから.
・新品交換して現在異常なし.だけど,気温が低いのとそんなに負荷を掛けてないからファンの自動起動は確認してない.
とのこと.

……えーと.
はあ.
なんでそんないい加減な検査で修理完了にしたいのかな.まあいいや,どうせオモチャみたいなゲタクルマだ.ぐだぐだ言うのがヤボって事ですかね.

クルマを引き取り,代金を支払って終了.
もちろん交換したサーモスタットの現物は見せてもらえなかったが,まあ,もういいや.

なんか,あんまり良い印象が無いなあこのディーラ兼整備工場.

|

« 夏への扉 | トップページ | スマートK 冬タイヤに交換 »

くるま」カテゴリの記事

コメント

はじめまして、こんにちは。
ブログを拝読させていただきました。
詳細な状況報告をありがとうございます。

本日、私もVR-4さんと全く同じ症状が発生しました。
冷却水温の異常上昇です。
ちょっと走っては休ませ、、を繰り返し帰宅しました。

一昨年前、リア周りからの漏水で床下びしょびしょになり、
助手席下に水たまりができました。

2週間程、修理入院したのですが、
その後は特に問題はなく、
これが初めてのトラブルとなります。

走行距離4万キロの2001年式クーペです。

大変不躾で恐縮ですが、教えていただけないでしょうか?
私もサーモスタットを疑っているのですが、、、

1.サーモ交換後は再発しなかったのですか?
2.費用は(ざっくりで良いので)いか程でしたか?

明日、修理工場に入庫予定です。
よろしくお願いします。

投稿: cancy | 2013年2月13日 (水) 19時41分

cancyさんこんばんは.コメントありがとさん.
サーモ交換費用は……幾らだったかな,うろ憶えだし明細がすぐには出てこないからいい加減で申し訳ないけど,ざっと6万円程用意したような.工場は近所のヤナセ.
交換のその後は……,実はこの1年の間に軽い温度上昇を2度程経験したかな.いずれも春先~初夏の渋滞のろのろ運転の高速道路のトンネル内での出来事だったと思う.
この時はアラームが鳴るほど重症じゃなかったし,前車と間隔をあける,エアコン停止,ヒータ&デフォッガ全開で切り抜け成功.
そういえば特に再整備等はしてないな.尋ねられるまですっかり忘れてた.

で.どんなクルマでもサーモは必ず壊れる部品だし,この車種は交換がめちゃ面倒な上にクーラント経路のエア抜きは困難を極めるんだそうで,もしこれまで交換した事がなければ予防交換のつもりでちゃんとした整備ができそうな工場に依頼されることをお勧めします.

ま,国産車視線で乗っちゃいけないクルマなんだなとココロした上で楽しみましょ!

投稿: VR-4 | 2013年2月14日 (木) 00時56分

おはようございます。早々のご返信ありがとうございます。
そうでしたか、再発がないと聞いて安心しました。
これからヤナセに入庫に行ってきます。

投稿: cancy | 2013年2月14日 (木) 09時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/161199/54343968

この記事へのトラックバック一覧です: #5号機 スマートK オーバーヒート:

« 夏への扉 | トップページ | スマートK 冬タイヤに交換 »