カテゴリー「ねこ」の24件の記事

2013年6月19日 (水)

夜の窓辺の食物連鎖

そろそろ日中は暑苦しい程で,日が落ちると人工の灯りに惹かれて羽虫の集まってくるのも賑やかなものとなってきた.

必然的に窓辺にはヤモリさん.
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まるまる太ってる.待ってるだけでいくらでもエサが飛んで集まってくる.片っ端からむさぼり食らうだけだから気楽な稼業と言えるのかも.

そんなある夜,帰宅した折り見上げた我が家の窓.
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ヤモリが集まる窓辺には,当然ながらにさらに大型の肉食獣が舞い踊る.

網戸はとっくに破れてるんで,あいにく窓ガラス越し.永遠に獲物に手は届かない.
手が届かなくても彼らは飽きることがない.それを眺めているヒトもまた同じ.

ねこ達にとって狩りとは本能であり,娯楽であり,ストレスのはけ口であるとともに,
──もしかしたら──ヒトに対する愛嬌アピールタイムであるものかもしれない.

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2013年5月20日 (月)

今年も騒々しいシーズンがやってきた

サクランボはまあまあの出来. 
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こんなふうに実がぶら下がってるのはだいたい地上から1m程まで.
これより高い位置の枝は悉く裸にされている.

原因はこいつらの襲来. 
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入れ替わり立ち代わり,時には群れでやってくる.
ヒトがカメラを構えて待ち構えていようがお構いなしの狼藉三昧.
貪り放題に喰い散らかすくせにシャッター押すまでじっとするくらいのサービス精神すら持ち合わせていない.不届き千万な輩どもだ.

我が帝国が誇る地対空決戦守備隊は何をしておるのだっ!?

と,足元に目をやると. 
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「なんやそうぞうしうて昼寝もできまへんな」

…….

国境守備隊はなにをしておるのかっ!?

「なんですのん?」 
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「うち今忙しいねん.
お隣さん家でお昼呼ばれとりますねん」

…….

もういい.年長組には頼まない.
姫,出番だっ!

のしのし. 
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こうみえて彼女は現在我が帝国軍きっての撃墜王.
さぞかし目覚ましい働きを期待でき…

え?
姫,何処に? 
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「何処ってきまってるやん.
うちもお隣さんとこでご飯呼ばれてくんねんがな.
ほんまなんが哀しゅうて苦労して高いとこ登らなあかんねんな,あほらし.
てか,このフェンス狭ない?
最近腹つかえてまうねんここ.はよなんとかしたってんか」

…….
語るに落ちてる.

かといって.
先日導入したばかりの24式を投入するには時期尚早. 
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次期主力戦闘集団の中核を担うべく練成中のちびっこ達.
なにしろ予防接種も完了してない.カラスに掠われてしまっては元も子もない.

そういうわけで,しょうがないから私もコーヒーなどを啜りつつ,やる気の無い大人ねこ達とちょこまかと転げ廻る新入りねこ達,そして窓越しに跳梁跋扈する鳥達をぼけーっと眺めて休日を過ごしている.
まあ,騒々しいのを除けば悪くない.

更新:画像引っ越し

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2013年5月 1日 (水)

お姫様の愛情表現

我が家に現在君臨する最も年若いお姫様.その名は かぐや.
下僕が自分を差し置いて他のモノにかかずらわっているとすかさず割って入ってきて存在をアピールする.
例えばクルマの修理をしてても尋ねてもいないのに惜しみなくいろいろ有り難い御指南を賜って下さる. 
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姫,そこでは肉球が汚れますゆえ…,と丁重に御所を隣のクルマの屋根に移して差し上げたのだがどうやら気に入らなかったらしい. 
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油断して背中を向けたその刹那.
「わらわの助言が聞けぬとゆうのかー」

ぎゃー.背中に激痛. 
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手にしたカメラが偶然捕らえていたこの1枚.

背後から襲撃を受けたその瞬間の図. 
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姫様の愛情表現はかなり一方的でしかも痛い.

更新:画像引っ越し

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2013年4月30日 (火)

2013年春モデル一挙三式導入

写真は今年の春に生まれたという仔猫たち3匹.
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今日からうちの子になった.

名前は既に決まってて,画像向かって左から
プッチ♂,チロル♀,ルールー♂.
名付け親はこの子たちを紹介してくれた末の子の彼女.
曰く,いろいろと理由や由来や蘊蓄が込められている.のだそうだ.

また賑やかになるなー.

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2012年8月15日 (水)

こんどはヘビ

今朝,居間で朝食に取りかかろうとしたカミサンが座椅子から飛び退きざまに叫んだ.
何事かと観ると,
「ヒルが居るー」
と今座っていた辺りを指している.

家の中にヒル?
まあ,我が家では家の中にいろんな生き物たちが拉致されて来る事は珍しくない.
獰猛で無邪気な肉食獣達が何を思って強制連行してくるのかは不思議だが,とにかく,その哀れな被害者がヒルであってももはや(カミサンを除いて)誰も驚かない.
わざわざエアコンの効いた部屋に自分で迷い込むとは思えないから,やっぱり彼もねこ達の被害者の一人なんだろう.
(座椅子の下に逃げ込んで難を逃れたと一息ついていた所にトドメをさしたのはカミサン,あなたなのではないですか──これは口に出さずにココロの奥で呟くにとどめておく)

とっさにそんな事を考えつつ.
ヒルだとしたらべたべたしてて後片付けがイヤだなあなどと思いながらもカメラを手にどれどれとカミサンが指し示す辺りを観てみると.
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ヘビだ.ヒルじゃあない.
細い.小さい,黒いヘビ.
こんな感じに仰向けになって,座椅子の下敷きになってた.

外傷もなく,まだ身体もしなやか.
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残念ながら既に絶命していたが,ほんのちょっと前まで生きてたかのようだ.
まだ25cmに届かないくらいのちびっこ.

爬虫類さんは近くで観るとメカニカルなウロコ模様が美しい.
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見慣れない種類だ.
全身が黒っぽい褐色で,お腹は灰白色.これとった色柄模様が無い.小柄な頭はつるんとした細身だから青大将じゃあなさそう.もちろん,マムシやヤマカガシとかの毒蛇にも見えない.
じゃあ,シマヘビかなあ.これも顔つきや目つきが違う.赤目じゃないし.
子供だからなのか色柄模様がぜんぜん無くて,何ヘビなのかよく解らない.

屋内だし肉眼では殆ど黒一色にしか見えなかったんだけど,カメラのストロボで照らしたらウロコの継ぎ目に綺麗な青色が浮き上がっていた.
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古代遺跡から出土した宝飾品のようだ. 
青いから青大将? いやいやそりゃ違うだろ.「青」と云うけど,私の印象では彼らは概ね緑~黄系の色だったと思う.

手にとってしげしげ眺め回していたらふと,背中に痛覚が.
家族らの凍りつくような冷たい視線ビームがぐさぐさ突き刺さってる.
ちょっと痛い.

やむなく庭の堆肥置き場に小穴を掘って埋葬.
よき養分となって世界と時間を巡っておくれ.


後に気になってネット検索してみたところ,
へび図鑑 http://baikada.com/pocketsnake/PC/
というサイトを見つけた.
国内ヘビの写真と見比べたところ,タカチホヘビ というのが一番近そうに思える.
決め手は1枚目の仰向け写真のとおり,尾っぽのウロコがお腹と同じ1枚並び.
幼体で12~15cm,成体でも30~60cmだそうで,今回の彼は細身で小振りだったからてっきり子供かと思ってたけど,大人ちょっと手前の若造ってとこだったのかな.
珍しくはない種類だそうだけど,私は初めて観た.

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2012年8月14日 (火)

爆音

ねこ達は何故か家の中にいろんなモノを持ち帰ってくる.
しばらく賑やかにどたばたと遊んでたかと観ればいつのまにか眠りこけてる.
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さて.今度は誰が被害に遭ったのかな…と,辺りを見渡したけれどそれらしい獲物が見当たらない.
ま,いっか.
数時間後,すっかりそんな事を忘れていた頃の事.

ぎゃびびびびび!

ものすごい爆音が背後で響いてコーヒーマグをひっくり返しそうになった.
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私が座っていた椅子の背中にしがみついていたらしい.

子供が持ち歩いている防犯ブザーより大音響かも.
一体この小さな身体のどこにそれだけのエネルギーがあるんだろう.彼らが暮らす世界ではこれくらいのアピールができないと生き残れないって事なのかなあ….
ねこは彼らのそういう事情などおそらく全くお構い無しに戯れに捕まえては弄んで捨てる.気が向いたらばりばりと噛み砕いて羽根だけ残す.
私はセミを可哀想に思いながらも,ねこを止めようとはしない.好きにさせている.
ねこにだってねこなりの,それがなんだかはよく判らないが,たぶん,事情ってものがあるに違いない.

彼は運良くねこの魔の手から逃げおおせたようだ.満身創痍だが,捕獲した私の手の指にしっかりとしがみついてまだ生きている.

災難だったな.けど,がんばれ.

庭の樹木の幹にそっと移して,なんとなく,そう口の中でつぶやいてみた.


翌朝,庭に出ると地面に一匹のセミの死骸が転がっていた.昨夜の彼だったのかもしれないし,別の誰かなのかも知れない.

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2012年5月24日 (木)

そろそろシーズンイン いわれ無き犠牲者

かぐや が廊下で何かをどつきまわして遊んでいる.
なんだろうと近づいてみたら,トカゲだった.まだ生きてる.
そういえば,もうこんなシーズンなんだな.

とにかく かぐや を脇にどかして不幸な犠牲者を確保.
そのままねこの手が届きにくいところに隔離しようと掌に載せてみると,尻尾が妙なことになってるのに気付いた.

とりあえず.かぐや の目を逸らす為,おやつで一本釣り.
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けどこれじゃ,「獲物を持ち帰ったらご褒美が貰える」なんて勘違いしやしないだろうか. 

それはともかく.
綿棒の空き容器が余ってたんで,ひとまずそちらへ納まってもらう.
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プラ容器の直径は約75mm.まだ小さいのに尻尾は一度切れた形跡がある.
それはまあ珍しくないんだけど,尻尾をよく観たら──
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──二股.
へー.久しぶりに観た.子供の頃以来だ.
一本は上方向に跳ね上がってへの字に曲がってる方は色が黒ずんでる.壊死してミイラになってるのかと思ったら,触ってみたらちゃんと生きてる.
もう一方の太い方は先端がまだ伸び続けてる.こっちがメインストリームらしい.

念の為,ケガは無いかな.
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全身を観察してみたが,深い傷は負わずに済んでいるようだ.
よかったよかった.

子供の頃,尻尾が2本あるトカゲを捕まえて学校の理科の先生に見せたことがある.
4ツバのクローバーと似たようなもんで,過去に尻尾を落とした時,傷口からうっかり2本同時に生えてきてしまったんだろう.との事だった.
珍しくはないが,そう多くも無い.まさに4ツバのクローバーを見つけた気分だった.

二股トカゲ君はねこ達の目を盗んで庭のセーフエリアにリリースした.
なんかいいことあるかな.

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追記.
私,たった今まで勘違いしてた.
本記事中の彼はトカゲじゃなくて,カナヘビらしい.
私が育った西日本地方では,ガサガサ焦げ茶のがトカゲ(今回の彼),つるつるぴかぴかのがカナヘビ.で通ってた.それに,普段は一絡げに「トカゲ」で,特に呼び分けはしてなかったな.
それに,正しくはそれぞれ
ja.wikipedia.org/wiki/ニホントカゲ ←ニホントカゲ
ja.wikipedia.org/wiki/ニホンカナヘビ ←ニホンカナヘビ
だそうだ.
これらの記事によると呼び名がごっちゃになってる地域もあるらしい.私だけじゃなかったみたいだ.

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2012年4月14日 (土)

旅に出るならまず宇宙服

のぞみは探検家であり冒険家だ.   
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後先考えずに前進あるのみ.退路を気にしない.   
小鳥を追って木のこずえまで駆け登って降りられなくなったりすることがあっても,けしてへこたれる事は無い.何度でも登る.   
   
もし彼女が本気で望んだなら,できる限りの努力を惜しまず,時間がかかってもきっと実現することだろう.   
例えば,もし彼女が宇宙旅行に憧れたなら,他人にどんなに笑われようが石鹸箱のクーポン券を地道に集めて宇宙旅行の懸賞に応募したりすることだろう.   
もし彼女が本気でそう望んだなら,の話しだけどね.   
   
けれど彼女はまだ幼い.当年とってまだ人間時間で1.5歳.こんな事を書いてると   
「失礼ね.誇り高いねこ族の時間では私は立派なレディよ」   
と鼻を鳴らして憤慨することだろう.   
   
世の中でねこと同居してる多くの人間の例に漏れず,私の頭の中でもねこ達の振る舞いは多くの場合擬人化されてる.   
キャラクターは大抵,子供の頃に読んだハインラインの小説に出てくる少年少女や饒舌で達者な大人達だ.   
私にとってのぞみには,どういうわけか二人のキャラクターがダブって当てられている.   
”スターファイター”の主人公の少年と,同じく主人公と行動を共にする小生意気な少女だ.   
不思議なことにこの二人のキャラクターが,両方とものぞみには重なって見えるように思う.   
   
あるときは極めて慎重で辛抱強く自分の目的を達成する為ならどんな苦労も厭わずじっと耐えて,いつかきっとやり遂げてしまう少年のようでもあり.   
あるときはなんでこんなにバカなの? どうしてそんなに向こう見ずなの? と頭を抱えてしまいたくなる奔放な少女のようでもある.   
   
そんな妄想を逞しくする私自身も,その小説の世界の中でどんな登場人物を演じてみたいかな,などとぼんやりと物語を思い起こしてみたりする.   
   
ある日,例によって遊びに出かけたきり深夜になっても一向に戻ってくる気配のないのぞみを待ちながらねこドアのあるサンルームで自転車の修理をしてる所へ,ようやく,足取り軽く彼女が帰還した.   
その顔には満面の笑みが浮かんでる.   
   
うにゃ! にゃにゃ! にゃにゃにゃ!   
   
なにか口に咥えたまま,歌うように嬉しそうな声で賑やかにさえずっている.   
よく観ると,それは小さなミッキーだった.   
   
「見て見て! すっごいラッキーだったのよー.もう逃げられちゃうかと思ったー!」   
   
彼女の「にゃにゃにゃ!」は,こんな内容に翻訳できるのではあるまいか,と私には聞こえた.   
私は答えて言った.   
「のぞみ,よくやったね.   
けどね.   
君がそのミッキーを手に入れたのは決して幸運なんかじゃないよ.   
何時間も辛抱強くずっと張り込んでいたからだ.   
ミッキーの通り道を突き止めたのも,何日も下調べをしたからだ.   
そして普段から人一倍,木登りや狩りの練習に励んでいたからこそなんだよ」   
   
私はのぞみの頭とのどを両手で包んで撫でながら続けた.   
「その獲物は君が受け取るべき当然の報酬だ.   
幸運は周到な準備の後から勝手についてくるし,不運はだらしないやつが使う逃げ口上に過ぎない」   
   
ちょっと無理矢理だが,こじつけてみた.   
   
Have a space suit, Will Travel!   
   
文庫本のカバーに,「スターファイター」という邦題の下にしるされていた原題.   
私が最も好きなハインラインの小説の一つ.   
   
   
さて.のぞみが無事戻ってきたんでやっと眠れる.   
その前に.   
おだてすかして彼女からそいつを奪い取り,   
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私はミッキーの亡骸を家族の他の者の目に触れないように,こっそりと,しかしできるだけ丁重に,敷地の片隅にある無縁墓地に葬った.そこにはねこ達の餌食となった不幸な獲物達が埋葬されている.   
後世,はるか未来.考古学者達がかつての我が家の敷地内を発掘調査する機会があるとしたら,彼らはきっと,そこに棲息していた人間の食性についてとんでもなく誤った推論を展開することだろう.   
   
   
ところで.   
もしかしたらヤツはミニーだったかも知れない.が,まあ,大した問題ではない.

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2012年3月24日 (土)

キウィ

我が王家一族郎党がこの地に遷都,入城した際,新たなる領地はその殆どが鬱蒼とした密林であった.
領民に尋ねると先住の領主の趣向だそうで,察するに近隣の里山の植生を模した箱庭の呈を志向したものであったのかもしれない.
これはこれで趣があってなかなか好ましかったのではあるが,我が都市開発計画というものもある.具体的には駐車場を拡大するためにあらかた伐採,コンクリ敷きにしてしまった.
その際,キウィの番いのうち,雌木を移植したのであるが,残念ながら根付かずに枯らしてしまった.移植に失敗したのは他にもモクレン,バラ,モミジ等多数があった.逆に完全に息の根を止めようとしたが失敗して数年おきにとんでもない箇所からツルを延ばして勢力を盛り返そうとする呪われた葛の木なんてのもある.

で,キウィだ.
そういう理由で現在庭には雄木だけが春先から毎年旺盛に枝葉を延ばし,精力的だが一種哀しげに花を付けては散らしている.
今回,近所のホームセンターで雌苗木を安売りしてたんで買ってきた.
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実は.これ以前にも寡婦暮しのキウィに後妻取りの計画は何度も試みられた歴史がある.
今回同様にめんこい苗木を買ってきたり,近所の庭から気立ての良さそうな枝を貰ってきて継いだり挿したりして雌木の復活,なかんずく,キウィフルーツの収穫を当て込んだ食糧事情の改善を担ったプロジェクトがかれこれ10年近い歳月の間に展開されてきた.

しかし.

その計画は悉く失敗に終わっていた.
ある時は植樹時期をまったく考慮せず,真夏の最中に植えて干からびさせたり,またある時は接ぎ木をした直後に例年にない寒波でフリーズドライになってしまったり,はたまたまたある時はやっと根付いた頃に乱心したねこに押し倒されて,無残に全ての葉っぱをむしり取られてしまったり.
今回で数えてみるとかれこれ4回目の挑戦となる.
斯様なまでにキウィフルーツの収穫達成は我が家に於ける悲願の一つなのである.

お?
いかん.
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感慨に耽っている間にも幼いキウィガールの周囲に不逞の輩どもがわらわらと.
流石にマタタビ一族の血筋は争えない.まだ幼気な苗木だと言うのにねこを惑す魔性のサガは立派に一人前と見える.

大丈夫か?

ま.とにかく植える.
雄木からそう遠くない場所に穴を掘って.
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毎年溜まる大量の落ち葉,剪定枝を積み上げた自家製堆肥を放り込み,
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土と混ぜて8割方埋め戻し,その上に苗木をそっと置いて,土で押さえて灌水して土を締めて.
ちょっと背が高すぎるみたいだから適当な高さに切り取って.
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土で押さえて.水をいっぱい掛けて.
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できた.

切り取ったさきっちょも地面に突き刺しておいた.
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明日,ねこ避けフェンスを設ける予定.
今度こそ根付いてくれー.

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2012年3月14日 (水)

ねこドア

聞くところによると,遠く異国にあってはねこを生活の伴侶に迎え入れたら生涯屋外の土を踏ませることが無いのが当たり前という風習を持つ世界があるらしい.
彼方の風俗文化を識ることは常に想像を豊かにしてくれるまことに興味深い事ではある.が,私は出不精で慣習を変えるのを面倒がる不調法者だから好き好んでそういう異世界に身を置きたいとは思わない.

私が身を置いているこの世界では,人間の家族と生活を共にするねこは基本,人間の住居からの自由な出入りの権利を持っている.昔からそうだったから何の疑問もない.
この慣習は時に取り返しのつかない悲しい出来事を招くことがあるが,それでも,多分,今後もわれわれと世間がねこ達と折り合って暮らしていける間はこの権利関係が変わることは無いと思われる.

そんなある日.
件のねこの出入り口,通称 ねこドア を常時解放してると冬はめっぽう寒い.昨今の節電要請の折り,開口部を最小限にする必要性を感じて対策を講ずることとなった.

1stバージョン.
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コンパネの端切れをアルミサッシの隙間に挟んだだけ.

これだけだと外から観るとなんとももの寂しい.
んで,庇らしき板切れを打ちつけてここが「出入り口」であることをアピールしてみた.
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小々の横殴りの雨でも雪でも余裕でしのげる.
これで門灯と表札でも揚げれば立派なねこ専用玄関だ.
が,NHKの集金人に間違えてノックされても困るのでそこまで凝るのはやめた.

これでしばらく満足していたのだが,今季の寒波は猛烈であって,流石に深夜はねこ達を全て回収して窓を全て閉鎖せざるを得なくなった.
ところがこんな板切れをサッシに挟んだままでは窓を締めきるのが困難だ.
そこで,この小窓の前に工具箱とか段ボール箱の遮蔽物を置いて封鎖することにしたのだが,ねこ達は存外に剛力なもので,朝になって気がついたら勝手に押しのけられて往来自由になっていることがままあった.

しかも.
まもなく彼らは別の手段を採用した.目的の達成の為には最も合理的な手段を取るのがねこの道理である.
すなわち,バリケードには目もくれず,なかんずく彼らの為に用意はされたが通行がしごく面倒なねこドアも無視して,すぐ隣の窓ガラスを苦もなくひょいと開け放ち,堂々と外出してゆくのだった.
もちろんその窓ガラスは開けっぱなしである.

サッシに板を挟んだが為に窓ガラスをロックできないんだから当たり前だった.
 
制作者であるところの私はしばらく自らの愚かさに打ちひしがれた.

けど,負けない.すぐさま立ち直った私は,ねことの知能勝負に雪辱戦を挑んだ.

2ndバージョン.
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ねこドアを確実に閉鎖するためのシャッターを増設した.

もちろん,新設のシャッターにも窓ガラスにもねこの腕力と知能では解決できない高等なロックメカニズムを設けてある.

シャッターは単にねこドアを塞ぐ落とし扉というだけではない.
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じゃきーん. がちんっ!
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ほら.もう誰もこのシャッターを開けることは叶わない.

この屈強なロックメカニズムを破るには,ねこ達には生憎だが数万年単位の進化の時を待たねばなるまい.

しかも.
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鋭い視線で観察して初めてその存在に気づく,精緻かつ巧妙な窓ガラスのロックシステムも抜かりない.
いかに鋭い爪と融通無碍な前肢を武器とするねこに於てもこの高度なロックを解除はできまい.

愛猫たちを相手に心をオニにして鉄壁すぎるバリケードを設けてしまった私は心の中で ゆるせ と呟きつつ,満足してその夜を安穏と過ごしたのである.


翌日の夜.
戸締まりに際し,余裕の笑みを浮かべてねこドアを点検した時のこと.
よし,ねこシャッターは正しく機能してる.
が.
ん?
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あれれ.

窓,こっち側.開いてる…?

…….
 
いや,もういいです.わかりました.私が悪いんです.愚かでした.ごめんなさい.お母さんお父さんごめんなさい,生まれてきてゴメンなさい.

窓のこっち側は相変わらずロックされてなかったのだった.


今度は立ち直るのにコーヒー2杯とタバコ半箱が必要だった.
しかし,この勝負.負けるわけにはいかない.
直ちに原因を解析,究明し,的確な対策を講じる私であった.

これが窓ガラスのロックを受け止める金具.
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こいつがねこドア板を挟んだ状態でもちゃんと機能すれば問題は全て解決する.
のだから.
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そこらに転がってる2tアルミ材を切ったり曲げたり削ったり….
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できた.

3rdバージョン.”ねこドアwith窓ガラス究極ロックシステム”
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ご覧の通り.ねこドアも窓ガラスも今度こそカンペキにロックされ微動だにしない.
しかも.
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計算しつくされた秀逸な形状により,万一,完全に窓を締めきる必要があった際には何の苦もなく従来通りの位置でしっかりとロック可能.

こうしてようやく長い戦いに終止符が打たれた.


もうね.
ねこ相手に何をやっておるのかと.

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